第4回日本抗体学会学術大会(大宮) 御礼 および ご報告
参加者の皆様
2025年12月1日~3日の三日間に亘って埼玉県大宮ソニックシティで開催されました第4回日本抗体学会学術大会はオンライン参加、当日参加を合わせますと1,100名に上る方々にご参加いただくことができました。そして皆様には大変貴重な内容のご講演と興味深い多くのポスター発表、また活発な議論が行われ、内容の濃い三日間となったと感じております。
これもひとえにご発表いただいた講演者の方々、ポスター発表者、参加者ひとり一人のご協力、ランチョンセミナー、ティータイムセミナー、展示ブース、広告ビデオでご協力いただきました協賛企業の方々のお蔭です。心より御礼申し上げます。
抗体の研究は医薬品を中心にその応用展開はますます拡がりつつあり、それに伴い課題はますます増加の一途を辿ると思われます。そのとき重要なことはやはり抗体分子の物性や特性を基礎的にしっかり研究する姿勢かと思います。基礎と応用をつなぐ場として本学会の役割はますます重要になると感じております。また、それを支える測定手法や機器の開発も重要になります。同時にAIや機械学習を含めた情報科学との融合もますます活発化し抗体科学は真の意味で学際領域となっていくと思われます。今後は臨床医学分野の研究者の先生方などより多くの隣接する領域の研究者の方々が集い、語り合える場となっていければという思いを新たにしました。
一方、学会参加者の急激な増加に比べ学会運営は限られた人数で行っている関係上、行き届かない面も多々あるかと思います。次回の福岡大会をよりよい学会とすべく皆様の忌憚のないご意見をぜひ次期大会長の伊東先生の方にお寄せいただき、また、実りある時間を皆様と共有できますことを祈念いたしまして大会の報告と御礼とさせていただきます。
第4回大会実行委員長 根本直人




